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塗装では雨漏りは止まらない!?正しい対策とは

「屋根や外壁の塗装をすれば雨漏りも止まる」と思っていないかい? 実は、多くのケースで塗装だけでは雨漏りは解決しないことが多いんだ。では、なぜ塗装では雨漏りを防げないのか、そして本当に必要な対策とは何かを詳しく解説するよ。

塗装は、建物の美観を保ち、劣化を遅らせる役割はありますが、防水機能が完全ではありません。雨漏りの主な原因は、建物の構造部分に問題があることが多いため、塗装だけでは根本的な解決にならないのです。

  1. 構造的な破損が原因
    屋根材や外壁材のひび割れ、下地の腐食、シーリング(コーキング)の劣化など、雨水の侵入経路ができてしまっている場合、塗装ではカバーしきれません。
  2. 塗料の防水性には限界がある
    一部の塗料には「防水性」があるものもありますが、それは表面に水を弾く効果があるだけで、すでにできている隙間や構造的な問題を解決できるものではありません。
  3. 施工ミスが隠れている可能性
    過去のリフォームや建築時の施工ミスが原因で、雨水が入り込むケースもあります。塗装では表面の見た目はきれいになりますが、根本的な原因が解決しない限り、雨漏りは続くことになります。

では、雨漏りを確実に防ぐためにはどのような対策が必要なのでしょうか?

原因を正確に特定する
雨漏りの根本原因を特定するために、専門業者による点検を受けることが重要です。プロによる散水調査などで、どこから水が侵入しているのかを確認しましょう。

適切な補修を行う
原因に応じた修繕が必要です。例えば、

  • 屋根材のズレや破損 → 屋根の部分補修、葺き替え
  • 外壁のひび割れやシーリング劣化 → 外壁補修、シーリング打ち直し
  • ベランダや屋上の防水層の劣化 → 防水工事

屋根工事の重要性
雨漏りの多くは屋根に問題があるケースが多いため、適切な屋根工事が重要です。屋根材の交換や修繕、適切な防水処理を施すことで、建物全体の耐久性を向上させ、雨漏りのリスクを軽減できます。定期的なメンテナンスを行うことで、大規模な修繕が不要になり、コスト削減にもつながります。

塗装はあくまで仕上げとして活用
塗装は建物を守るための重要なメンテナンスですが、雨漏り対策としては補助的な役割しか果たせません。正しい補修を行った上で、防水性の高い塗料を選ぶことが効果的です。

塗装工事は建物の寿命を延ばすために有効だが、雨漏りを止めるための万能策ではないんだ。根本的な原因を突き止め、適切な補修を行った上で、塗装を仕上げとして活用することが大切だよ。