屋根でお悩みの方、修理をご検討の方必見!
「サンワくん」が屋根に関するお役立ち情報をつぶやきます。
屋根リフォームの豆知識教えます!~屋根の塗り替え?葺き替え?どっちがいいの?~
【豆知識①】 現状把握と屋根リフォームの種類
【豆知識②】 ランディングコストとイニシャルコスト
【豆知識③】 既存瓦の処分費やアスベスト問題
【豆知識①】まずは現在の状況をしっかり把握して、どれが一番最適かをじっくり検討することが大切。
屋根リフォームといっても色々あるんだ。
①既存の屋根瓦を塗装する工法
②既存の屋根瓦を撤去して、新しい瓦での葺き替え工法
③既存の屋根瓦は撤去せず、上から新しい瓦を葺くカバー工法
なぜ屋根リフォームをすることになったのか?色が剝げているが瓦自体に問題がないなら塗装でも大丈夫ですが、瓦自体が割れていたり、既に何回も塗装していたり、塗装では改善しない場合もあるんだ。その場合は②か③の工法が最適になってくるよ。また、自分で屋根に上がって見てみる人がいるけど、瓦によっては劣化が進んで滑べりやすくなっていることもあるので、とても危険なんだ!
【豆知識②】ランディングコストとイニシャルコストを踏まえて選ぶ
屋根リフォームのイニシャルコストパフォーマンスが良いのは①(塗装)→③(カバー工法)→②(葺き替え工法)となるよ。①は足場と塗装のみなので安く済むんだ。③は既存の瓦を撤去・処分する費用がかからないので、②より安くなるんだ。しかし、ランディングコスト(メンテナンス費用)のパフォーマンスが良いのは②(葺き替え工法)→③(カバー工法)→①(塗装)になるよ。理由は陶器瓦だとメンテナンス不要だし、スレート瓦やセメント瓦でも何十年かはメンテナンスがいらないんだ。①の塗装の場合は工場で塗装を施すようにはいかないので、約10年ぐらいで退色や塗料の剥離が現れてくることが多いんだ。退色や剥離が起こると防水機能も衰えてくるので、家の躯体に水が回ったり、雨漏れの原因になってくることも。その場合は再度塗装をすることになるので、同じだけの費用が掛かってくるんだ。①は定期的にメンテナンス費用がかかってくるということになるね。
【豆知識③】将来、既存瓦を処分することになった場合の処分費用やアスベストの処分費用をよく考える。
③のカバー工法で工事をした場合、既存の瓦を撤去・処分しないのでその分工事費用を抑えることができるが、将来アスベストを含んだスレート瓦を処分する時は、今よりも高額な費用がかかることは間違いないだろう。年々産業廃棄物処理費用は高くなっているうえ、昔のスレート瓦だとアスベストが含まれているものもあり、アスベストの取り扱いや処理方法は昔より法律が厳しくなってきているんだ。今現在屋根リフォームをカバー工法でした場合は葺き替え工法より安くできるが、物価の高騰もあり、将来にかかる費用は未知数といえるだろう。
【まとめ】屋根リフォームと言っても色々あり、現在の状況から費用の面、将来の事等を踏まえてどれが最適かよく考えることをお勧めするよ。