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いぶし瓦の葺き替え工事

築80年の和風建築の屋根葺き替え工事に使用した『いぶし瓦』の特徴を紹介するよ。

瓦の種類には陶器瓦・センメント瓦・スレート瓦・ガルバリウム鋼板・ファイバーシングル等があるんだが、いぶし瓦は陶器瓦に含まれるんだ。

陶器瓦には釉薬で色を付けた瓦と、焼き上げる工程で燻化を行って炭素膜を張り、いぶし銀を作るいぶし瓦があるよ。お寺や神社など歴史のある建造物によく使われている瓦なので、見たことがあるんじゃないかな?

土を原料とするいぶし瓦は耐久性に優れているんだ。大掛かりなメンテナンスは必要なく、快適性に優れ、室内からの水蒸気を逃がす一方で、雨の大きな分子は通さないため、室内空間を快適に保ってくれるよ。家にとって水の侵入や湿気は大敵なので、瓦自体が通気・換気をしてくれるいぶし瓦は、家を長持ちさせるのに一役買っているんだ。また、いぶし瓦は長い年月と共にいぶし銀が風合いを増していく上、耐候性もあるので、お寺や神社の建造物にも使われているんだ。歴史を積み重ね立派に建っているのは、瓦にも秘密があったんだ。

また、近年では処分費が高騰し、取り扱いも複雑になってきているスレート瓦に対し、いぶし瓦はリサイクルできる希少な瓦として環境保護の観点でも着目されているよ。将来の産業廃棄物やゴミ問題という背景を考えると、瓦を選ぶ時の大きなポイントにもなるね。

歴史が古いいぶし瓦だが、大きな震災以降、陶器瓦はネガティブなイメージが先行し、敬遠される時期があったんだ。しかし、屋根の施工方法や建物の構造の基準が変わり、地震にも強いことが示され、安心・安全な瓦として普及しているよ。

語ればまだまだあるけど、いぶし瓦の魅力を少しは知ってもらえたかな?

日本古来の建物が減る一方で、海外からは日本の文化や建物が注目されている現代。フランスの建築家夫婦が京都の古民家に魅力を感じ、リフォームして住んでいたり等注目されている。施工事例を紹介することで、日本人が知らなくなってしまった日本の建築物を改めて見直す機会になれば嬉しいな。

次回はいぶし瓦の特徴の一つ、『鬼瓦』について話そうと思っているからお楽しみに。

AFTER

BEFORE

古い瓦を撤去

古い土をバキュームで吸って撤去

下地張り替え

ルーフィング材を張る

新しい瓦ですっかりきれいに

AFTER

BEFORE